大量の雑草、剪定くずの処分
季節はやっと春になったというところですが、我が家の小さな庭には、早くも雑草が生え始めています。
手がつけられなくなる前に、早め早めに対処をしていますが、いつも抜いた雑草の処分に困っています。
また、伸びてしまって樹形が崩れた庭木を剪定したのですが、この剪定くずの処分にも困っています。
雑草や剪定くずは、自治体の燃えるゴミで回収してもらえるのですが、我が家が所属する自治体は、ゴミ袋が有料です。
1日の草むしりで抜いた雑草だけでも、有料の燃えるゴミ袋(大)がいっぱいになります。
剪定くずは、我が家が所属する自治体は、燃えるゴミの袋の中に入れる必要はなく、長さを短くそろえて、束にして、燃えるゴミ袋を貼り付ければいいのですが、長さをそろえて束にする作業はとても大変です。
そこで、ゴミ処理の費用節約と、無料での堆肥獲得の一石二鳥を狙い、リサイクルとかエコとかには、それほど興味がない私(笑)が、雑草や剪定くずの堆肥化にトライしてみました。
堆肥化とは
堆肥化とは、簡単に言うと、雑草や剪定くずを微生物に分解させて土に返すことです。
微生物等に、雑草や剪定くずを細かく分解させて、有機物である雑草や剪定くずを無機物である堆肥にさせます。
堆肥化の方法
抜いた雑草を、庭に積み上げたままにしていても、数年経てば分解されて、堆肥になるかもしれません。庭に穴を掘って、雑草や剪定くずを埋めてしまえば、もう少し早く堆肥になるでしょう。
調べたところ、効率的な堆肥化の方法として
- 生ゴミ処理機(実売約20,000円~)
- コンポスト(サイズにより約5,000円~)
という手段があります。
生ゴミ処理機は、私は使用したことがないため、詳細はわかりません。生ゴミを高温で乾燥させるもののようで、ランニングコストがそれなりにかかりそうです。
雑草や剪定くずに使えるかもわかりません。
コンポストは、一般的には耐候性のある樹脂製の容器のようで、庭や畑に置いて、この中に雑草や剪定くずをためていき、堆肥化させるものです。
あくまでただのふたがついた樹脂製の容器のようですので、私にはこの金額の価値があるのか分かりません。
別のものでも代用ができるのではないでしょうか。
私は今回、比較的手軽な方法である、庭に穴を掘る方法で、堆肥化にトライしてみたいと思います。
そして、うまくいきそうであれば、自作コンポストを検討していきます。
堆肥化の促進
米ぬかで促進化
庭に穴を掘って埋めるだけでも堆肥化はできるはずですが、堆肥化を促進するべく、あるものを使用したいと思います。
それは米ぬか(米糠)です。
米ぬかとは、玄米を白米に精米するときに出る、黄色い粉末状のものです。
米ぬかには、微生物の活動を活性化させる効果があるため、この米ぬかを使用することで、雑草や剪定くずの堆肥化を促進させます。
米ぬかの入手方法
米ぬかの入手方法は、一般的には、お米屋さんから購入するもののようです。
お米屋さんによっては、安くゆずってもらったり、もしくは無料でもらえることもあるようです。
私は、近くのホームセンターの駐車場に設置してあるコイン精米機から入手しました。
このコイン精米機を確認したところ、「米糠は無料です」との張り紙がされていました。
米ぬかは、コイン精米機の横に作られた小屋に、ためられていました。
ちりとりが置いてあり、容器を持参すれば、無料で持っていくことができました。
仕込み
実は、雑草の堆肥化を行うのは初めてです。
そのため、私も本当にうまくいくのか疑いながらやっているところです。
取り急ぎ、庭の端、ブロック塀の角のところに穴を掘って、雑草と剪定くずを入れてみました。
穴の深さは約30cmで、穴の大きさは100cm×50cmくらいの小さなものです。
穴の周囲の土は、分譲地に初めから敷いてあるような土で、栄養はほとんどなさそうです。
周囲の土に、ミミズなんかがいれば、堆肥化が早まりそうですが、ミミズを捕まえたり、買ってくるのは大変なので、とりあえずそのままでいきます。
穴を掘った後、雑草や剪定くずを穴の1/3くらい入れて、米ぬかと土を薄くかぶせました。
これを3回ほど繰り返して、穴はいっぱいになりました。
雑草や剪定くずは、園芸はさみで、それなりに短く切り刻みました。
雑草の堆肥化について、googleで調べたところ、雨を防ぐためと、保温のために、ビニールシートをかけたほうがいいようです。
しかし、見た目の問題から、庭の端とはいえ、シートをかけたままにはしておきたくなかったので、土をかぶせただけにしました。
写真では、最後の土をかぶせた後に、新たに草むしりをして出た雑草があったので、この雑草を上にとりあえずのせています。
数日したら、掘り返して堆肥化の様子をみつつ、かき混ぜていきます。
約1週間が経過
約1週間が経過しました。
雑草や剪定くずのボリュームが、気持ち減っています。
葉や雑草の緑色をしていた部分が、やや褐色に変わっています。
掘り返してみると、見た目はほとんど変化がありませんでした。
剪定くずは、かなりしっかりした枝でしたので、仕方がないと思います。
しかし、地表に近い部分で、堆肥化の始まりを思わせる、土や枝が真っ黒になったところがありました。米ぬかが黒くなっただけかもしれません。
米ぬかが黄色いままで、ダマになっているところもありました。
また、湿気たようなにおいがしました。説明が難しいですが、カブトムシの虫かごの中のようなにおいでした。かび臭さや、生ごみ臭さのようなものはありませんでした。
少しかき混ぜて、また穴の中に押し込みました。
次回は約1カ月後に掘り返してみたいと思います。
約1月が経過
その後も上に、新たに発生した雑草や剪定くずを積み重ねていました。
掘り返してみると、かなり寒気がする状況でした。
まず大量のダンゴムシがいました。
初めて見るような、巨大なダンゴムシがいました。
あと、ナメクジも数匹いました。
また、何やら甘ったるいにおいがしました。
腐れかけたバナナやリンゴのようなにおいです。
深いところでは、白っぽいカビのようなものが生えていました。
どうやら、嫌気性分解になってしまい、腐敗し、悪臭が発生しつつあったようです。
雨除けをしていないため、水分が多くなった可能性があります。
乾いた土を少し混ぜ込んで、切り返しの頻度を増やして様子をみます。
ちなみに、剪定くずはやはりかなりそのままの状態で残っています。
雑草は土に紛れてよく分かりません。
アイビー(ヘデラ)の剪定くずは、生命力が強烈で、水分があればこんなところでも根を張りそうな勢いです。
土をかけて、光が入らないように対策してみます。
米ぬかを追加でまこうと思い、再度、先日入手した精米所にもらいに行きましたが、米ぬかはすべて持っていかれており入手できませんでした。
お客さんが精米するタイミングで発生するはずですので、タイミングを見計らい、また入手したいと思います。
コメント