グランドカバープランツ クラピア(K5)の植え付け

クラピア 園芸

グランドカバープランツ クラピアとは?

クラピアとは、国内に自生するイワダレソウを宇都宮大学の故倉持仁志先生が品種改良して創り出した新しい緑化植物(グランドカバー植物)です。

主に業務用として、道路法面、分離帯、工場や公園などで使用されていますが、可憐な花も咲き、家庭の庭等で、芝生の替わりとしてもおすすめされています。

以下、簡単にクラピアの特徴を抜粋すると、

  • 増殖スピードが速く、芝の約10倍の速度で広がる
  • 芝と比較して、草刈りの手間が減る(横に伸び、草丈が低い)
  • 地表面を緻密に覆い、雑草の侵入を抑える
  • 人が踏んでも大丈夫で、踏まれると更に緻密に繁茂する
  • 可憐な花が咲く

等で、デメリットとしては、

  • 種苗法に基づき品種登録されており、販売店が限られる
  • やや高価

等があります。

クラピアの入手

クラピアはどこで買える?

クラピアは、種苗法に基づき品種登録されているためか、販売店が限られています。

私は実店舗で販売しているのを見たことはありません。

根、葉、茎を無断で栽培、増殖、譲渡、販売、輸出入等すると、種苗法に違反するとのことで、オークションサイトでの販売もなさそうです。しかし、メジャーなショッピングサイトでは、数店舗から販売されていますので、こうした店舗からネット通販で購入することができます。

クラピアを実際に購入

私は、クラピアをYahoo!ショッピングの園芸ネットさんのサイトで購入しました。

園芸ネットさんは、クラピアを1ポット単位で販売されています。(購入時価格:1ポット636円[税込]、10ポット6170円[税込])

送料等を含めて、もう少し安いサイトもあったのですが、ブラックベリーの苗も購入したかったので、両方の扱いがある園芸ネットさんで購入しました。

Yahoo!ショッピングで大型のポイントキャンペーンをやっていたのも理由です。

Yahoo!ショッピングでは、5日、15日、25日の「5のつく日」には、エントリー購入でTポイント3倍、アプリ購入でさらに+2倍のキャンペーンをやっています。
その他、不定期にポイントキャンペーンをやっており、送料を考慮しても、amazonより安くなることも多いです。
私はよく利用しています。

ブラックベリーは、この夏、グリーンカーテンに使用する予定です。

ブラックベリーの件は、別で投稿します。お試しの意味もあって、クラピアを10ポットだけ購入しました。

クラピアのK5という品種です。

購入したクラピア

 

販売サイトに記載されている植栽目安を見ると、我が家の庭の面積では、この数倍のクラピアが必要なはずでした。

…が、クラピアの増殖スピードが速いとの特徴に過度の期待をし、あわよくば、この10ポットに、我が家の庭を完全被覆してもらいたいと思っています!

とりあえず、植栽して様子をみます。

 植栽土壌の下準備

土壌表面の掘り返し

我が家の庭は、小石(中石?)が混じった土壌で、土壌改良が必要でした。

実際は、土壌改良と言っても、土壌表面を耕して、小石を取り除く程度を考えていました。

我が家の庭
写真は、右側の部分をすでにやや耕しているところです。

我が家の庭は、少し掘れば、大きな石がゴロゴロ出てきました。

また、10センチも掘ると、小石がぎっしりと詰まったかなり固い土壌で、水はけも悪そうです。

固い土壌を避けたためか、数本ある庭木の根が、土壌の表面に、広範囲に広がっていました。

木の根は、どの木の根か分からない状態で、縦横無尽に広がっていました。

当初の予定では、小型の伸縮式レーキで表面を削り、小石をちゃちゃっと集める予定でしたが、思った以上の荒れ地ぶりでした。

大量の根っこをちぎっては捨て、大型のスコップで、土壌をガシガシと耕し、掘り出した大量のがれきに近い石を、とりあえず敷地北側の、あまり目につかないところに積み上げました。

 小石の除去

がれきは取り除いたものの、耕した土にはかなりの小石が混じっていました。

理想の完成形は、

 クラピアが敷き詰められた、子供が裸足で遊べる庭

であることから、もう少しがんばらなければなりません。

ふるいを購入して、小石やゴミや紛れこんだ雑草を取り除きました。

これも、まじめにやると、かなり大変な作業です。

ふるいは、オールステンレスのカッコのいいものもありますが、持ちやすさふるいやすさ、を優先して選ぶべきです。

私は、見た目はいまいちですが、周囲がプラスチック製のものを購入しました。(近所のホームセンターで約800円)

網が三種類あり、その他の土壌作りにも活用できそうです。

ふるい

 堆肥の混ぜ込み

知人から、下水汚泥を堆肥化したものを大量に譲ってもらいました。

近くの自治体が販売しているもので、市販の堆肥と比較すると、価格は市販品の1/10以下らしいです。

堆肥は、動物の排泄物由来や植物由来のもので成分が異なるようですが、下水由来ですと、どちらかといえば、植物由来に近いのでしょうか?

ちょっと堆肥の量が多い気もしましたが、小石等を取り除いた庭の土と、下水堆肥を半々くらいで混ぜて敷き詰めました。

(下水堆肥約60キロを投入)

検索したサイトで、堆肥過多は、窒素分の過多につながり、植物が病気がちになるような記載があり、やや考えましたが、このまま次の行程に進みました。
耕した庭

土の状況

ちなみに、下水堆肥は名前のイメージと異なり、嫌なにおいは一切しません。

いわゆる、香ばしいにおいというか、畑臭いにおいがするのみで、言わなければ何の堆肥か分からないと思います。

内容物も黒い堆肥のみで、不審(?)なものは含まれていませんでした。

クラピアの植え付け

クラピアの株分け

数少ないクラピアで我が家の庭を完全被覆させるつもりですから、1ポットを当たり前に植え付けるような、贅沢な使い方はできません。

ポットから出したクラピア

四分割したクラピア

半分どころか、その倍の4分割にしました(笑)
写真のクラピアは、手で根をほぐして分割しましたが、大きめのハサミを使って、土を落とさないようにしながら4等分したほうが、クラピアのダメージが少なそうでした。

手で分割したやつは、植え付けるとヨレヨレで、明らかに元気がなくなります。

クラピア植え付け完了

分割したクラピアを、目分量で50㎝間隔で植え付けました。

早く根付きをしてほしいものです。

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