壁紙の痛み
我が家のトイレの壁紙(クロス)です。
子供が用便の際に、退屈だったのでしょう、塗り壁風な立体的な壁紙なのですが、その盛り上がった部分を爪でむしり取ってしまい、見るも無残な姿になっていました。
このままにしておくと大変みっともないので、どうにかしたいところですが、壁紙の張替となるとかなりの費用がかかってしまいます。
そこで、簡易的な方法で補修(リペア)をすることにしました。
今回使用する道具
今回の補修に際し、こちらの道具を使用することにしました。
- コロンブス アドカラーセット
- 絵筆(適当な面相筆等)
- パレット(牛乳パックを加工して代用)
- 水入れ(牛乳パックを加工して代用)
- サンドペーパー(#300くらい)
アドカラーとは、革靴等のケア用品で有名なコロンブスが販売している製品です。
アドカラーは、本来は革製品の補修に使用するもので、一見して、小学生の時に使用していた絵の具のセットのようにしています。
削れてしまった革靴等を補修するためのものですので、普通のアクリル絵の具等よりも耐久性に期待ができます。
このアドカラーのセットには、通常の絵の具のようなアドカラーのほかに、アドベースというものが入っています。
このアドベースは、補修用のパテのように使用するもので、表面が削れて凹んでしまったような箇所に厚く盛り付け、乾燥した後にサンドペーパーで整える等して、表面の凹凸を補修するのに使います。
アドベースは白色をしていますが、他のアドカラーを混ぜることで、色を付けて使用することもできます。
他に使用した道具ですが、アドカラーのセットには、混色用のパレット、絵筆、盛り付け用のナイフ、表面を整えるためのサンドペーパーも付属しています。
そのため、今回の補修であれば、アドカラーのセットとアドカラーを薄めたりするのに使用する水入れだけ用意すれば大丈夫です。
私の今回の補修の場合は、手入れの手間を考えて、使用済みの牛乳パックを加工して水入れとパレットを作って使用しました。
下準備
下準備として、サンドペーパーを使用して、補修箇所の段差をならしていきます。
損傷個所の表面を整える程度に削りました。
混色と補修(塗装)
平らな壁紙であればここで、アドベースを盛り付けて、さらにサンドペーパーで整えて、平面を出すことが必要になります。
今回補修する壁紙は、ランダムで立体的な模様があしらわれたものでしたので、凸凹に対してあまり神経質にならず、この工程はすっ飛ばしました。
このままこの上から補修箇所に色をのせていきます。
壁紙の色に合わせて調色をしていきますが、なかなか同じ色を作るのは難しいです。
アドカラーは、普通の絵の具のように、水で溶いて使うことができます。
黄色に赤色を少し混ぜてオレンジ色を作り、これに大量の白色を混ぜることで、壁紙に似た色を作ることができました。
後は、このできた色を補修箇所にペタペタと塗っていくだけです。
壁紙が水を吸うと、表面の色が少し黒っぽくなりますので、アドカラーにあまり水を混ぜない方がいいかもしれません。
乾燥すると色合いが少し変わるので、完璧に色を合わせるのはかなり難しいです。
完成
写真で見ると微妙な仕上がりに見えますが、とりあえずはそれなりに目立たない状態まで行くことができました。
アドカラーは、各色単品でも販売されていますが、微妙な色の調整を考えると一通りの色が入っているセットを購入した方がいいと思います。
今回の手順を応用して、壁紙の画びょう跡や局所的な汚れの補修もできると思います。
特に、うちのように小さな子供がいる家庭やペットを飼っていらっしゃる家庭では、この補修テクニックは役にたつのではないでしょうか。
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